平成24年度 医療と介護の連携研修会




第2回 医療と介護の連携研修会

2012/12/20 更新しました!

日 時: 平成24年11月22日(木) 18:30~20:30
会 場: 出羽庄内国際村 ホール
主 催: 鶴岡市介護保険事業者連絡協議会居宅介護支援事業者部会
南庄内緩和ケア推進協議会地域連携ワーキンググループ
庄内地域医療連携の会
鶴岡市地域包括支援センター連絡会
鶴岡市
鶴岡地区医師会在宅医療連携拠点事業室ほたる
参加者: 137名
(医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、介護福祉士、ヘルパー、社会福祉士、保健師、理学療法士、事務など)
テーマ: 『チームケアを安心して進めるための情報共有のあり方を考える』
 講 師:山形県立保健医療大学 准教授  後藤 順子 氏

流れ…
  1. 「医療と介護の連携推進におけるサービス事業所調査」結果報告

     平成24年9月、医療従事者・ケアマネジャー・サービス提供者がチームで支える仕組みを構築する為、サービス提供事業所の実情と課題を把握する目的で、鶴岡市内の訪問介護・訪問入浴・訪問看護ステーション・通所介護・通所リハビリテーション・短期入所施設・福祉用具貸与の各事業所を対象に調査を実施した結果について報告。

  2. ミニ講話「他職種連携と情報共有」
    「他職種協働で推進するチームケア」
    • 情報は何のためにあるのか…意思決定するために必要
    • 連携の方法
    • 在宅ケアの経験の共有
  3. 事例報告とグループワーク

    テーマ:「チームケアを安心して進めるための情報共有のあり方を考える」
     事例報告者 老人保健施設のぞみの園 通所部門管理課長 小林 真里 氏
     講師:後藤 順子 先生



グループワークから出た意見の一例…
  • ケアマネジャーは、詳細な身体状況、家族背景とキーパーソン等の情報が必要。
  • 在宅医は、紹介状に家族の情報がなく患者の全体像が把握できないので、ケアマネジャーからいただけるとありがたい。
  • 病院看護師は、地域連携パスの導入とNet4Uの活用で、情報が共有できている
  • Net4Uの活用で薬の情報を得ることができる。
  • 生活の情報と医療の情報をどうリンクさせていくかが問題となる。
  • 在宅医は家族背景などの情報があると、安心して初回訪問ができる。
  • ケアマネジャーは、病院の退院前カンファレンスに参加することで、医療情報を得ることができて助かる。看護師から医療的処置の指導を受けることができる。カンファレンスでは、家族が多くの専門職に支えられていると感じている。
  • ケアマネジャーは、病院からサマリーを早くいただきたい。しかし、サマリーの本来の目的が看護の総括であり、それを活用し情報を共有するには、用語・表現など検討が必要になる。
  • 必要な情報を共有するには、自分から手を伸ばすことが大事だと思う。
  • 障害に関しては、サービス利用の限界がある。制度を利用することになるのだから、福祉・関係する行政からも連携に加わって欲しい。顔の見える関係を構築したい。

講師からのコメント…
  • 情報があっても時間が過ぎれば、その情報は何にもならない。
  • タイムリーな情報は、生きた情報が絶対条件となる。

スタッフより…
  • グループワークのテーマが事前に決まっていたので、スムーズに進行ができ、各グループで活発な意見交換が出来た研修会となったと感じた。
  • 今後、ヘルパーの参加が増えることを期待したい。

アンケート…

アンケート結果等詳細につきましては庄内プロジェクトホームページをご覧ください。






第1回 医療と介護の連携研修会

10/24 更新しました!

日 時: 平成24年8月2日(木) 18:30~20:30
会 場: 出羽庄内国際村 ホール
主 催: 鶴岡市介護保険事業者連絡協議会居宅介護支援事業者部会
南庄内緩和ケア推進協議会地域連携ワーキンググループ
庄内地域医療連携の会
鶴岡市地域包括支援センター連絡会
鶴岡市
鶴岡地区医師会在宅医療連携拠点事業室ほたる
参加者: 181名
(医師、看護師、ケアマネジャー、介護福祉士、ヘルパー、社会福祉士、保健師、歯科医師、薬剤師、生活相談員、歯科衛生士、事務  など)
テーマ: 『2012年夏 熱く連携を語る』
~多職種がそれぞれの役割を知りスムーズな連携をめざす~
講 師:山形県立保健医療大学 准教授  後藤 順子 氏
内 容: シンポジウムとグループワーク

グループワークから出た意見のまとめ…
  • ヘルパーの業務について、喀痰吸引ができない、救急車に同乗できない、一人暮らし高齢者の緊急時の対応など困ったことを話し合えてよかった。
  • 特養のおむつはずしや胃瘻造設の撤廃等に興味があり、話し合うことができた。
  • 情報共有の不足感がある。共通の情報提供書などで標準化できないか。
  • サービス担当者会議について、医療依存度の高い方の受け入れには、介護職が対応することに不安がある。
  • ケアマネジャーから入院前の情報を提供してもらえるので参考にして退院調整ができる。退院調整には、10日~2週間位を必要としている。
  • 医療と介護の敷居は以前より低くなっている。
  • 歯科医師が訪問歯科診療を行っているので、医科歯科連携を推進させたい。在宅医と一緒にカンファレンスに参加している。
  • 施設での看取りを希望するケースが多くなってきている現状から、今後ますます医療機関と家族の連携が大切になってくる。
  • 緊急時の対応について、患者家族と連絡がとれない場合の対応を事前に協議しておくことが重要である。退院サマリーを活用できる。

アンケート…

アンケート結果等詳細につきましては庄内プロジェクトホームページをご覧ください。