歯科医師とケアマネジャーとの交流会


歯科医師とケアマネジャーとの交流会

2018/11/27 更新しました!

日 時: 平成30年10月29日(月) 19:00~20:30
場 所: 鶴岡市総合保健福祉センター にこ・ふる3階大会議室
参加者: 歯科医師23名、歯科衛生士8名、ケアマネジャー36名、その他5名 合計72名
進 行: 鶴岡地区医師会 地域医療連携室ほたる 遠藤 貴恵
内 容: 1.開会 鶴岡地区歯科医師会 副会長 迎田 健 先生
2.挨拶 鶴岡地区歯科医師会 会長 毛呂 光一 先生
     鶴岡市介護保険事業者連絡協議会
      居宅支援事業者部会 部会長 浜岡 めぐみ 氏
3.研修会 (1)「居宅サービス・介護サービスについて」
     鶴岡市長寿介護課 主査 五十嵐美恵子 氏
      (2)講演「自立支援型地域ケア会議における
                歯科衛生士の助言に関して」
     石黒歯科・矯正歯科 歯科衛生士 菅原里香 氏
4.グループ毎の意見交換
5.まとめ
6.講評
7.閉会 鶴岡地区歯科医師会 副会長 迎田 健 先生

◆グループ毎のディスカッション内容

【ケアマネから歯科へ】

  • 長く通院がかかる点はどうか?
    →情報をケアマネから教えてもらうことで、歯科医師も今後の対応がしやすくなる。
  • 歯科医院までの通院が大変。機能障害が起きてから受診につながることが多い。
    →重篤化すると出来ることが限られてくる。
    →ケアマネからも予防に繋がるようにアプローチしてほしい。(誤嚥性肺炎の予防)
  • 在宅診療について。本人が希望しても、家族が受診を拒否する場合。
    →責任として家族が理解できていなければ介入できない。
    →リスクがある。家族の了承を得ることが最初になる。
  • 歯科の先生も家族に必要性を説得させるのは難しい場合があるのか。
    →歯科の通院に対する意識が薄い、後回しになってしまう。

  • 【歯科からケアマネへ】

  • 歯科検診を施設で実施しているか?
    →特養に限ってはしている。
    →有料ホーム等はない場合もある。
  • 口腔機能低下症について
    →今年度から医療保険の適用となった。器具が普及していない、専用の器具がまだ無い歯科医院も多い。これからの事業。
  • オーラルフレイルの訓練
    →パンフレットで指導している。(事業所で実施している嚥下体操のようなもの)
  • 入れ歯を再度作る場合、半年空けなければならない。
  • なかなか受診してくれない、痛くないから行かない。
  • 精神的なことから歯が痛む。
    →ストレスから口渇きに繋がることがある。
◆交流会に参加しての感想や気づき、取り組んでみようと思ったことなど
(参加者アンケートより)

≪歯科医師≫

  • ケアマネの口腔への関心が高いことを感じた。
  • 70才以上の方々で、かかりつけ歯科医を持つ人たちはまだ少ない。
  • 認知症ケースをどうするのか意見交換したい。
  • ケアマネジャーが歯科側へアプローチをかける難しさを感じた。
  • 介護システムについて少し学んでみようと思う。

≪ケアマネジャー≫

  • 学区ごとのグループで交流できた。歯科医師との交流は初めてでしたが、とても話しやすく、相談しやすいことがわかった。
  • ささいな質問でも歯科の先生や歯科衛生士さんへ直接質問できる良い機会になった。
  • 施設の方の口腔内についても確認する必要性を感じた。
  • 連携が大切だと思った。歯科に対する教育も重要だと思った。
  • 内科等のかかりつけ医は聞いたりするが、歯科のかかりつけ医を確認しないままにきたので、今後は確認していきたい。
  • 顔なじみの先生等のグループ分けで大変話しやすかったと思います。
  • 多職種が連携しやすくなることで高齢者の在宅生活の質の向上につなげていけると思います。

≪スタッフより≫

  • 今回のグループワークでは、地域性を考慮したグループの編成であったため、例年よりも活発な意見交換がなされたように感じた。
  • アンケートより「意見交換できよかった」、「いい話が聞けた」との声や、満足度、会の継続希望が9割と評価も高く、充実した会になったと感じた。