薬剤師会・訪問看護師・居宅介護支援事業所との
意見交換会


令和元年度 薬剤師会・訪問介護事業所・居宅介護支援事業所との意見交換会

9/19 更新しました!

日 時: 令和元年7月19日(金) 19:00~20:30
場 所: 鶴岡市総合保健福祉センター にこ・ふる3階大会議室
参加者: 薬剤師11名、訪問介護員15名、ケアマネジャー45名、その他5名 合計76名
司会・進行: 地域医療連携室ほたる 齋藤 田鶴子
内 容: ①「ヘルパーから見た薬の課題と薬剤師との連携」
  在宅支援サービス澄花 管理者件サービス提供責任者 児玉 絵里子 氏
②「薬剤師の在宅療養支援2019」
  篠田訪問薬局 篠田 太朗 氏
③グループ毎の情報・意見交換

◆グループ情報交換内容として(グループワークまとめより抜粋)
  • ヘルパーから「飲み忘れの薬があるがどうしますか?」と相談の連絡を頂くことがあるが判断できず困ってしまう。
  • 独居の方の服薬管理について、お金がないためケアマネがお薬のセットを行い、ヘルパーが訪問時に内服できているかを確認している。いつまでこれが続くのか心配。
  • 月に1回訪問服薬指導をお願いしている。終了時期について話し合ったことがないが決めた方がいいのか?
  • 薬局が一包化できるというアピールが足りない。
  • ヘルパーから調剤薬局に直接問い合わせても良いということ、薬の形状、回数も相談してよいとの返答にとても嬉しく安心しました。
  • 自立支援型地域ケア会議で訪問薬剤師の導入を勧められた。実際に導入し週1回訪問してもらうことで服薬確認等はもちろん、本人が医師に直接聞けないことを薬剤師に話すことができ、不安を軽減し生活状況が改善している。
  • 家族が遠方など様々な理由により1人で受診する高齢者は、医師に体調で困っていることを伝えにくく、伝えなければならない内容が漏れてしまうことがある。薬局に薬をもらいに行ったときに相談し、家族や本人がOKであれば医師に代弁して伝えていただくことは可能か?
  • 飲み忘れについて誰に相談するのがよいのか?
  • ヘルパーが訪問した際、薬の飲み間違い、重複服用などがあった場合の連絡はどのようにすればよいか。特に土日や夕方などどこに連絡するとよいのか?繋がらないことが多い。
  • 事業対象者の方や自立の方(介護認定されず)でも服薬管理できていない人がたくさんいて相談に乗っている。

◆意見交換会に参加しての感想や気づき、取り組んでみようと思ったことなど(参加者アンケートより抜粋)

《薬剤師》

  • 職種毎に日頃思っている疑問を出し合い共有できよかった。
  • 薬局は頼られる存在であるためにはもう少し活動内容を分かっていただきたいと思いました。
  • お薬の飲み忘れや飲み間違いで困っている事があるケアマネさんヘルパーさんが多くいらっしゃった。薬剤師としてもっと連携できるよう取り組みたいです。
  • 服薬管理の支援についての多職種での連携。
  • 一般市民への一包化など薬の管理について出来ることのアピール。

《訪問看護師》

  • 居宅介護支援事業所が思ったより薬剤師との連携を取っていることを知れた。ケアマネに日々の生活状況をもっと伝えていきたいと思った。
  • ケアマネさんとは関わることがあっても薬剤師さんとは関わる機会がなかなかないので薬についての情報交換ができてよかったです。
  • 自分で悩んでいないで各事業所との連携を密にしたいと思いました。
  • 薬の事で不安、迷いなどは、ヘルパー内だけで考えず専門職に気軽に聞いてみようと思います。
  • それぞれの専門職が悩んでいること、多職種とコミュニケーションを取ることで解決することがある。改めて感じました。

《居宅・包括》

  • 薬剤師さんとの関わる機会がなく気兼ねなく相談出来た事で今後お薬のことで訪問して頂きたいと感じました。
  • ヘルパーさんが日頃悩んでいる内容を聞く事ができ、薬剤師、ケアマネの業務の工夫が必要と感じました。
  • 現場でしかわからない事もあり現場の声をきちんと聞くべきと思った。
  • ちょっとしたことでもまずTELしてみようと思います。

《スタッフより》

  • 今回は初めてヘルパーを交えた3職種での会となりました。ヘルパー視点の意見が加わり、いつも以上にグループディスカッションも活発に行われたようでした。普段直接薬剤師の方と関わる機会がないため、話を聞けてよかったとの声も聞け、このような機会を通じさらなる職種間の連携が図られればいいと思いました。